【徹底解説】ベジタリアン(菜食主義者)とは?その定義や実情について

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公開日: 2020/03/25 / 最終更新日: 2023/04/17
【徹底解説】ベジタリアン(菜食主義者)とは?その定義や実情について
「ベジタリアン」「菜食主義者」と聞いて何をイメージしますか?
肉を食べない人?
サラダしか食べない人?
最近、健康ブームの影響もあり、さまざまな食生活が雑誌やテレビで紹介されています。
その中でも、ベジタリアンは大注目の食生活として耳にする機会も増えました。
ただ実際のところ「ベジタリアンって一体なんなの?!」と思っている人は多いはず。
今回はこのベジタリアンの定義や、言葉の由来をご紹介します。

「野菜だけ」は誤解?!ベジタリアンの定義

 

ベジタリアンは英語ではvegetarianと書き、日本語訳では菜食主義者と訳されます。

菜食ですから、つまり動物性食品を避け、野菜、きのこ類、果物、いも類、豆類などの植物性食品を中心にとる人々のことのこと、またはその食生活のことを指します。

またベジタリアンは卵、牛乳も口にします。

そのためベジタリアンといっても、「野菜だけ食べる人」というのは少し誤解があります。

ベジタブルは間違い!ベジタリアンの語源

ベジタリアンという言葉の語源は一見「ベジタブル?」と思われがちですが、実はラテン語の ‘vegetus’ に由来していると言われており、その意味は「健全な、新鮮な、元気のある」という意味です。
ベジタリアンという考え方が広まっていったのは、実は産業革命のころ。イギリス・マンチェスターの聖書教会の会員によって、19世紀に肉や魚は食べずに卵や乳類の摂食は本人の選択により、穀物・野菜・豆類などの植物性食品を中心にした食生活を行なう運動が展開されたことが、近代ベジタリアン運動の始まりであると言われています。

ベジタリアンという言葉は、英国ベジタリアン協会発足の1847年に初めて使われたと言われているそうです。

動物愛護、宗教など理由はさまざま

欧米諸国を中心にその人口を伸ばしているベジタリアンですが、そのきっかけや理由はまさにさまざまです。
動物愛護、環境保全、健康・美容、宗教など十人十色です。
特に最近は世界各地で多発する自然災害をきっかけに環境問題の解決が叫ばれており、このベジタリアンも解決策の1つとして注目されています。
家畜を育てるためには多くの穀物や水が必要であり、また畜産業を行うために多くの土地を必要とします。そのために多くの森林が伐採されたり、二酸化炭素が排出されたりしており、国際社会で大きな問題となっています。

ベジタリアンの種類はたくさん

実はベジタリアンと言ってもその種類は様々にあります。

・ヴィーガン

ピュア・ベジタリアンとも言う。肉・魚肉・その他の魚介類)と卵・乳製品を食べず、また動物製品(皮製品・シルク・ウール・羊毛油・ゼラチンなど)を身につけたりしない人たちのことを指します。

・ラクト・ベジタリアン

ラクトは乳のこと。植物性食品に加えて乳・乳製品などを食べる人たちを指します。

・オボ・ベジタリアン

オボは卵のこと。植物性食品と卵を食べる人たちを指します。
その他にも、ベジタリアンで魚を食べることを「ペスコ・ベジタリアン」と言ったり、鶏肉を食べる「ポーヨ・ベジタリアン」と呼んだりします。

日本でも約5%がベジタリアン?欧米を中心に増加するベジタリアン人口

近年、急速にその数を伸ばすベジタリアン人口。特にアメリカやイギリスなど
の先進国ではベジタリアンやヴィーガンなどの菜食人口の増加が顕著で、ベジタリアンレストランが新しくできたり、スーパーでもベジタリアン対応された食品が売られています。
例えばアメリカでは人口の10%がベジタリアン様の食事を摂っており、35%の人が肉の摂取をできるだけ減らしています。また、イギリスでは12%が、さらにフランスでは40%、ドイツでは45%の人が肉の摂取をできるだけ減らしています。
その動機としては健康への影響および動物保護や環境への影響を懸念していることなどを挙げているそうです。
(出典:食品開発ラボ「ヴィーガン市場~欧米市場調査レポート~」)
特にベジタリアンなどの菜食を実践する人の多くは若者です。実践者の約半数は35歳未満という調査結果がでています。
(出典:Tokyo Vegan「ビーガン人口が6倍に増加?ベジタリアンなどの世界菜食トレンド推移」)

日本でも4.5%がベジタリアン

一方、日本ではどのくらいの菜食主義者がいるのでしょうか?
株式会社フレンバシー及び運営サービスVegewelが2017年に行った「日本のベジタリアン・ビーガン・ゆるベジ人口調査」ではベジタリアンもしくはヴィーガンだと回答した人は4.5%に及ぶと判明。
また週に1日以上、意識的に動物性食品を減らすと回答した人も16%と、その数は着実に増えているようです。

まとめ

近年の健康ブーム、また来る2020年の東京オリンピックなど菜食主義は日本でもその注目度を増しています。
是非、この機会にベジタリアンレストランやレシピにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ブイクックでは、利用者から毎日ヴィーガンレシピの投稿があり、数百のヴィーガンレシピが掲載されています。
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ブイクックプラスの編集室です!ヴィーガンの食卓をちょっと豊かにする情報をお届けし、みんながヴィーガン料理を楽しめるような社会を目指して頑張ります!

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